ハンニバルVSスキピオ!
塩野七生『ローマ人の物語 ハンニバル戦記』を読了。ここんとこ、電車の中で読んでいて、ようやく終了。ハンニバルとスキピオ。スーパーロボット大戦みたいな名将同士の対決。おもしろーい。
ハンニバルとスキピオは、古代の名将五人をあげるとすれば、必ず入る二人である。現代に至るまでのすべての歴史で、優れた武将を十人あげよと言われても、二人とも確実に入るにちがいない。歴史は数々の優れた武将を産んできたが、同じ格の才能をもつ者同士が会戦で対決するのは、実にまれな例になる。そのまれな例が、ザマの戦場で実現しようとしていた。(p.292)
もともと漫画「ドリフターズ」でのハンニバルとスキピオを見て読み返してみたので、なんかちょっと違う楽しみ方になってます(笑)
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ところで、Kindle版だと価格は半額ほど。全巻本棚に入れるスペースはないけれども、Kindleの中にあったら、いつでもこれが読めるのかあ…。惹かれる…。
- 作者: 塩野七生
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会津 Day1:鶴ケ城、とてもよい!
仕事で会津若松に行くことになり、交通の都合で前泊。日曜日に移動。郡山まで新幹線。そこから会津若松まで高速バスで1時間ちょっと。道すがら、本棚から持ってきた司馬遼太郎『街道をゆく 白河・会津のみち 赤坂散歩』を読みながら。
街道をゆく〈33〉奥州白河・会津のみち、赤坂散歩 (朝日文芸文庫)
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緑豊かだ。途中、猪苗代湖のほとりを通ったけど、めちゃくちゃきれいだ。「どれくらい大きいんだっけ?」と調べると、日本第4位。大きいなあ。
会津若松に到着したのが午後4時。鶴ヶ城の入場が午後4時半までだったので、急いで向かう。きれいなお城。
歴代城主は葦名、伊達、蒲生、上杉、保科、松平。うーん、豪華。歴史小説とか、歴史シミュレーションゲーム好きならたまらないよねえ…。
いちど廃城になっているので、当時のものではないんだけど。天守閣は五層。いちばん上まで上がる。景色もいい。やあ、こういう景色が見られるのはいいですねえ。
天守閣内の展示を見ると、会津人の活躍がわかる。柴五郎も、山本覚馬も、山川浩も、すごいわー。もちろん、八重さんも出てきてましたよ。
ある明治人の記録―会津人柴五郎の遺書 (中公新書 (252))
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荒城の月碑。青葉城がモデルだと思っていたので、あれ?と思ったんだけど、青葉城と鶴ヶ城の両方がモチーフだったのですね。
門を出たところには、西郷頼母邸の跡があり。あー、「白虎隊」とか「八重の桜」とか、思い出すなあ、と。ドラマ「白虎隊」とかだけでなく、幕末の会津藩を描くドラマでは必ず出てきますね。西田敏行がやっているイメージですけど。
ひたすらずっと、歩いてみる。なんだかお城からずーっと武家屋敷が続いていて、そこから町人の町になって、というのがわかる。途中で門の跡があったりとか。
のんびり散歩をするのが本当におもしろい。
甲賀町は、きっと蒲生氏が連れてきた人たちの町だろうか。こういうの考えながら歩くの、本当に楽しい。
札幌:路面電車、魚、小川
仕事で札幌へ。路面電車、かわいいなあ。
あるセミナーの前夜祭に混ぜてもらいました。よくFacebookで見ていたお店に自分がいるこの感動。「わっしょーい、わっしょーい」とイクラをのせてくれます。
- ジャンル:魚介料理・海鮮料理
- 住所: 札幌市中央区南三条西7-2 狸小路7丁目
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- (写真提供:まだらいち)
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翌日、セミナー会場まで歩く途中に見つけた小川。街なかでこういう川が流れているのって、いいなあ。なんかのんびりです。
もちろん仕事で行きましたけど、とてもリフレッシュできたなあ。また行きたいぞ、札幌。
映画「植物図鑑」を見に行った
長男S氏は朝から友達とポケモン映画を見に行き、そのままサッカーの練習だったので、その間に、映画「植物図鑑」を、りえすけと2人で見に行った。有川浩さん原作だけど、原作は読んでいない。恋愛映画なので、普段は映画館では見ないけれど…、有川浩パワーで見に行った。
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うーん、ストーリーとしてはそんなにきらいじゃないんだけど、やはり最初に「家の前で倒れてた人に出会って、そのまま家に置くか?」というところにひっかかってしまって、そのあとのいろいろが「うーん」となってしまうのです。人喰い巨大ザリガニが登場したりとか、図書館で銃撃戦やったり、荒唐無稽なお話は有川作品にはよくあることなんだけど、思い切った設定は振りきれているからこそおもしろくて、ちょっとこのスタートだと、その後が楽しめないというか…。
まあ、最初の半年の間で、楽しそうな2人はとてもよくて、ニヤニヤしちゃうんだけどね。どうも男性側主人公の樹は、「花より男子」の花沢類っぽく見えてしまう(多分にビジュアル的なものもあるように思うけど)。樹が小栗旬だったらどうだったかなあ…とか考えてしまう。高畑充希がとてもよかっただけになおさら、か。
原作を読んでいないので、読んでみようかな…。あ、あととにかくご飯が美味しそうな映画だった。「ご飯ってすごいね」とかそういうのも、わかるわかる、という感じですね。こういう日常が、少しずついろいろなことを変えていく、というのは素敵なメッセージだと思います。
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「ブラタモリ」を見た後、伏見を散歩
7月8日、仕事で伏見にいました。お昼休みにちょっと時間ができたので、ブラブラと歩いてみました。ちょうど、「ブラタモリ」で伏見の回を見て、「直線を見たら、秀吉と思え」というのを見たので、そういえばそうかも…と思って、改めて地形を見てみる。
こんなふうに直線になっているのです。
伏見は交通の要衝でもあったわけで、さらにそれを秀吉が拡張して堀を作ったり水路を作ったりしています。堀も直角に曲がったりしている箇所が今でも残っています。
地図で見てみてもすごいまっすぐ。地形も「福島太夫」とか「毛利」とか、いろいろと大名屋敷の名残があっておもしろいです。この地図の左上の直角に曲がっている堀が、上の写真のところですね。
ずーっと歩いて行って、西高瀬川まで歩いてみた。振り返ると、遠くに伏見場(新築されたやつ)が見えます。当時の伏見場、どんなだったのですかね。