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ベン・ホロウィッツ『HARD THINGS』を読了。ベンチャーキャピタリストのベン・ホロウィッツによる、CEOの厳しい仕事を描いた本。ワン型のCEO、ツー型のCEOがいるという話、おもしろい。 会社の厳しい時期の、あの胃のキリキリする感じを思い出す。そのときに…
堀栄三『大本営参謀の情報戦記 情報なき国家の悲劇』を読了。とてもおもしろかった。著者の堀さんは、戦時に大本営の情報参謀として活躍。情報なき国家の悲劇 大本営参謀の情報戦記 (文春文庫)作者: 堀 栄三出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2015/08/07メデ…
辻村深月『かがみの孤城』を読了。「一気読み、二度読み、感涙必死」って書いてあったので、楽しみに読んだのですが、通勤電車の中だけであっという間に終了。たしかにこれは、一気読みしました。鳥肌がゾワゾワって立ちました。かがみの孤城作者: 辻村深月…
TBSドラマ「リバース」を本当に楽しく見ています。藤原竜也にはもっとかっこいい男をやってほしいなあ、と思うことはあるけれども、謎が謎を読んで、ああ、湊かなえさんの作品は本当、こういうのが好きだなあ、と思って見てます。(すごいね、下のリンクを貼…
ピーター・ティール『ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか』を読了。おもしろかった。ていうか、読めば読むほど、PayPalマフィア、すごいなあ。PayPalの最初期、いったいどんな組織だったのか、ということも書いてある。それぞれに担当を与えて、…
半村良『裏太平記』を読了。主人公は吉田兼好。兼好が歴史の裏側で動く軍団を作るというストーリーです。「徒然草」とか書いているのは、世を忍ぶ仮の姿だった、ということです。 いやー、完全にフィクションなのかな?と思っていたら、そんなことはなかった…
岡田秀文『足利兄弟』を読了。足利尊氏と足利直義と高師直と。読んだ感想としては、足利尊氏…悪い…。鎌倉幕府滅亡から室町幕府ができるあたりの時代といえば、大河ドラマ「太平記」。尊氏が真田広之で、忠義が高嶋政伸で、師直が柄本明だったよなあ。ちなみ…
大学時代に同級生の影響で本当によく読んだ佐伯啓思先生の『自由と民主主義をもうやめる』を読了。2008年に発行されているのでだいぶいまと状況が違うものもあるかな…と思いつつ。タイトルが刺激的だったので、手に取りました。実際は、「自由と民主主義を(…
仕事で兵庫県柏原へ出張。ずっと「かしわばら」だと思っていましたよ…。違うのです。読み方は「かいばら」。大阪から宝塚線で篠山口まで出て、さらにそこから福知山線。三田のあたりとかを抜けて、ずーっと山の中へ行きます。途中からは単線。すぐ横を渓流が…
Kindleストアで『ドリフターズ』を1巻から5巻まで一気に買い込みまして、何度も何度も電車の中で読んで楽しんでいます。本当に楽しい。3巻まではコミックで読んでいたので、その先を主に楽しんでいる状態。異世界に飛ばされた島津豊久、織田信長、那須与一の…
ハンニバル戦記から続けて、塩野七生『皇帝フリードリッヒ二世の生涯』の上下巻2冊を読了。ここ2週間くらい通勤電車のお供だった。 上巻。神聖ローマ帝国のあたり、高校の世界史でやった記憶がないな…まったく知らないに近い歴史。おもしろい。 下巻。無血十…
塩野七生『ローマ人の物語 ハンニバル戦記』を読了。ここんとこ、電車の中で読んでいて、ようやく終了。ハンニバルとスキピオ。スーパーロボット大戦みたいな名将同士の対決。おもしろーい。 ハンニバルとスキピオは、古代の名将五人をあげるとすれば、必ず…
仕事で会津若松に行くことになり、交通の都合で前泊。日曜日に移動。郡山まで新幹線。そこから会津若松まで高速バスで1時間ちょっと。道すがら、本棚から持ってきた司馬遼太郎『街道をゆく 白河・会津のみち 赤坂散歩』を読みながら。 街道をゆく〈33〉奥州…
堀江貴文『逆転の仕事論 あえて、レールから外れる』を読了。武田双雲さん、佐渡島庸平さん、増田セバスチャンさん、田村淳さん、HIKAKINさん、小田吉男さん、小橋賢児さん、岡田斗司夫さんの8人の話。おもしろかった。特に、HIKAKINさん。ものすごく地道で…
エマニュエル・トッド『「ドイツ帝国」が世界を破滅させる: 日本人への警告』を読了。「ドイツ帝国」が世界を破滅させる 日本人への警告 (文春新書)作者: エマニュエル・トッド出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2015/07/03メディア: Kindle版この商品を含む…
河野裕『その白さえ嘘だとしても』を読了。不思議な島での不思議なお話です。おもしろかった。けっこう前に、タイトルでピンときて読んだ『いなくなれ、群青』の続編です。前作を読んでから読んだほうが絶対にいいと思います。しかし、主人公の七草くん、好…
今年も大掃除。毎年、作業が最適化されていっている気がします。まあ、僕の作業は主に窓掃除ですけどね。網戸を洗う→ガラスの汚れを水で洗い流す→水拭き→乾拭き、とすべての窓をローテーションで3周。これがベストかな、と。「ただ掃除をする」ということが…
ある日、ブログで見かけた書評で、「あ、これはおもしろそう。読みたい」と思った本を入手。kousyou.cc ということで、飯田洋介『ビスマルク ドイツ帝国を築いた政治外交術』を読了。ヨーロッパの新興強国プロイセンの鉄血宰相、というようなイメージ程度し…
渡邊大門『黒田官兵衛 作られた軍師像』を読了。大河ドラマの官兵衛は楽しかったなあ…。ドラマの中では、ちょっと優柔不断な感もあって「若いな…」みたいな感じだった息子・長政は、やっぱりすごかったのだなあ、という感じ。原典からの記述もあるので、おも…
朝の回で109シネマズ二子玉川へ行き、家族3人で「図書館戦争 THE LAST MISSION」を見た。朝いちばんの回だったけど、けっこう席が埋まってた。ファンとして嬉しい!原作も本当に好きなシリーズだし、榮倉奈々と岡田准一のキャスティングも本当にぴったりだと…
和仁達也『年間報酬3000万円超えが10年続く コンサルタントの教科書』を読了。まあ、最近はライターだと勘違いされていることもあるし、教室に立つこともこだわってはいるのですが、一般的には僕の仕事はこれでしょ?と思われているのは、“コンサルタント”。…
岡本真『ウェブでの<伝わる>文章の書き方』を読了。最近、仕事の方で書いているブログに力を入れている。平日1日1本のエントリーを何とか確保しようと、文章を書く。一所懸命考えて書いても、たいしてアクセスが伸びないエントリーがある。一方で、主戦場…
有川浩『明日の子どもたち』を読了。電車の中で泣きそうになってしまった。本当に有川浩の作品に弱い。有川浩の作品は、エンタメ、ラブコメ路線かと思いきや、裏っ側に骨太テーマがドデンと構えていることが多いのですよ…。それが好きなのです。 この本のテ…
小川仁志×萱野稔人『闘うための哲学書』を読了。著者の2人が、実際に闘う哲学者なのがいいと思う。前に「ニッポンのジレンマ」で、やりあっているのを見ていたので、この2人が徹底討論的な何かをするのかな、と思って。本を読んでいくなかでも、2人はときど…
最近読んだ本。なんか、仕事が忙しい反動で、やたらと本を読みたい時期。(この「本を読みたい時期」が長いこと続くと、Podcastがたまっていくのでした…) 杉野幹人『会社を変える会議の力』を読了。そうね、「打ち合わせ」とか「進捗報告」とか「アイデア出…
RHYMESTERのインタビュー、すばらしいと思います。ええ、新譜もとてもいい。エンターテイメントには力があるな。www.cinra.nettamekko.hatenablog.jp tamekko.hatenablog.jp 世界はいろいろ大変なのです。 ちょうどこのタイミングで、堤未果『沈みゆく大国ア…
ふと思い立って、ちょっとずつ読み進めていた、森博嗣『MORI LOG ACADEMY 1』を再読了。奥付を見たら、もう9年前になるのですね…。すごい。でも、9年前だけど、全然文章とか書かれていることとかが古くなっていないな、とびっくり。小説家としての森博嗣も好…
猪瀬直樹『昭和16年夏の敗戦』を再読了。こないだある飲み会の時に、「おもしろかった本ってありますか?」と訊かれたので、そのときに挙げた本。ちょうど読んでいたのです。若手官僚や若手軍人を集めた模擬内閣を作り、総力戦になったらどうするのかという…
吉田正樹『メディアのリアル』を読了。立教大学での授業の様子を収録した本。メディアってなんだろう?といろいろと考えるきっかけに。 授業のゲストスピーカーとして登場しているのは7人。それぞれの話が聴けてよかった。授業としては、聴きながらTwitterな…
山口由美『長崎グラバー邸 父子二代』を読了。観光地として有名なグラバー邸。グラバーが幕末から維新にかけて死の商人として暗躍、くらいまではしっていたけれど、息子の倉場富三郎は、原爆投下後の長崎で自殺していた、というのはまったく知らず。幕末から…