日々、想う。んで、記す。

プライドを持たない、節操を持たない、愛着を持たない、弱音を吐かない。

クリエイティブな人たちが教育業界に来てくれればいいのに

昨日の帰りの電車の中で、小松洋支・中村卓司『新・コピーライター入門』を読了。コピーライターの駆け出しの頃の話がたくさん読めておもしろい。とにかく数を書く。100本ノック、とか書かれていますが、そういうことが大事なんだよな、と。それと、こうしてとにかく熱意を持っていいものを作ろうと何度も何度も作品を作っていく、ということの大事さを考えさせられる。
こういうクリエイティブな人たちって、「こういうコピーを書いたら、こんなふうに消費者は思ってくれるはずだ」と見込みを持って言葉をデザインしているよね。こういう方法論を、もっと学校の先生たちがやればいいと思うんです。「こういう前振りをして、このエピソードを紹介したら、公式に納得がいくかな」と考えて授業をしている先生がどれくらいいるだろう、ってことですよ。こういうデザインノウハウをもっともっと先生方が勉強して、磨いていけばいいのに*1
そういう意味で、今の日本でいちばん伝え方に気を遣っているのは広告業界とかエンターテイメント業界なのかな、とこないだ博報堂の人と話をしていて思った。「何かを伝える」ってことを一生懸命考えている、友人やすひろと話をしていても同じことを思った。クリエイターのみなさん、もっと教育業界に出てきませんか?

新・コピーライター入門

新・コピーライター入門

*1:学習塾の先生たちはけっこうやっている