猫物語(白)
西尾維新『猫物語(白)』を読了。あら?もう猫に変身のストーリーは(黒)で終わったじゃん、と思っていたのですが、どうやら違ったみたい。ずーっと「この子、完璧すぎ」という感じだった羽川翼目線での物語。自分に向き合う過程が、マジメすぎず、でも(多分)真剣に語られている。でも、エンタメ性もばっちり、というのが西尾維新らしくて好き。
今度は火を操る虎。火虎(かこ)、苛虎(かこ)、過去(かこ)。うまいなあ。この音で言葉を繋げていくのうまいなあ。おもしろい。炎と言えば、嫉妬と恋心。全部がかっちりはまってて楽しい作品。
裏側でもストーリーがどうやら続いているらしく、ああ、まだまだ話が動いていくのね…と続編が並んでいる様子を待つ。全部図書館待ちです…。
- 作者: 西尾維新,VOFAN
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/10/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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