『嗤う合戦屋』を読んだ
北沢秋『嗤う合戦屋』を読了。軍略の天才的な才能を持つけど、長く誰かに仕えず転々としているが、天才軍師・石堂一徹が地域豪族に仕える話。「天才」と、その天才を羨む凡才の関係が切ない…。あるところまでは仲間として認められるけど、そこから先は恐れられる、っていう…。主家の娘の若菜とのやりとりだけが救いだけれども、結末が悲しすぎるなあ。
とはいえ、悲しい話だけではなくて、ものすごくストーリーがおもしろくて引き込まれるので、とてもいい。
- 作者: 北沢秋,志村貴子
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2009/10/07
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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