日々、想う。んで、記す。

プライドを持たない、節操を持たない、愛着を持たない、弱音を吐かない。

何度目かの、『坂の上の雲』をスタート

 司馬遼太郎坂の上の雲 (1)』坂の上の雲 (2)』をたてつづけに読了。大河ドラマ「八重の桜」の最後の方で、日清戦争が出てきていたので、その流れで読んでみようかな、と思って。たしか、徳富蘇峰についての記述があったような気がして…で、読んでみたのだけど、勘違いだったかも。正岡子規の面倒を見ていた陸羯南と勘違いしていたかな、もしかして…。

坂の上の雲〈1〉 (文春文庫)

坂の上の雲〈1〉 (文春文庫)

坂の上の雲〈2〉 (文春文庫)

坂の上の雲〈2〉 (文春文庫)

 もともと、『坂の上の雲』は、大学の頃に履修していた、草野厚先生の政治学の授業の質疑応答のなかで、「参考になる本はありますか?」と学生が訊いていて、そのときに先生が『坂の上の雲』を推薦されていたのだと記憶しています。奥付を見たら、1996年とかになっているよ…。あれから17年ですか?もう3回めか4回めだと思うのです、読みなおすのも。買ってから17年も経って、こうして読み返せる文庫本があるのは嬉しいものですね。
 国を背負って、自分が1日さぼれば国の発展が1日遅れる、みたいなことを、今の日本ではもう思えなくなってしまってはいるけれども、でもやはり、すごく強くモチベーションを上げてくれる本です。旅順のあたりの描写で毎回とっても凹むのだけど、最後まで読み切りますよ。