「哲子の部屋」、とてもおもしろかった!
ようやく、録画してた「哲子の部屋」を見ました。「学び」を哲学する、か。私とアナタのいる世界は全然違う。ハイブリッド エデュテイメント。こういうテーマは大好き。
環世界、マダニと人間で違う。人の間でも環世界がある。マダニの小道具がおもしろい。真面目さとおもしろさのバランスがいいなあ。
環世界の例として、TVシリーズ「スパイ大作戦」のテーマと映画「Mission Impossible」のテーマの比較が出てきた。おもしろいなあ。
mission impossible theme song - YouTube
音楽をやってたことのある先生役の國分功一郎さんとマキタスポーツさんはわかるけど、清水富美加さんはわからない違いは、「拍子」。音楽を学んでない僕にはさっぱりわからない。
誰かにはわかるけど、誰かにはわからない。環世界が違う、と。深谷昌弘先生のゼミで勉強した、意味づけ論の「フレームオブリファレンス」の話と同じ。意味づけ論の研究、いまはどうなってるのかな。
フレームオブリファレンスは、言葉や行動を外から得るときに、それを「どう意味づける」のかを左右する価値観。「青い」という言葉を聞いて、みんなが同じ青を思い浮かべることなんてなくて、みんな、自分が見たことのある青からしか意味づけをできない、ということ。
同じニュースを見て、「これが問題だ」と思えるかどうか、というのも、フレームオブリファレンスの問題。だったら、フレームオブリファレンスを広げて多様な価値を持ってもらうことが、いちばん他者理解、社会問題の解決には、早いのかな、と思っています。
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学びを通じて、環世界が変えられる。そう!そのとおりだ!