日々、想う。んで、記す。

プライドを持たない、節操を持たない、愛着を持たない、弱音を吐かない。

引退すると言ったらする人だけど、寂しい

森先生がブログで今後のことを書いていました。小説を職業として書いている人だと思っているし、人生を本当に楽しんでいる人なので*1、こういう選択はうなずける。でも、あと15作ですよ。GシリーズもXシリーズも、終わりを見られるということはとても幸せではあるけれど*2

MORI LOG ACADEMY 2007/12/07
 さて、約束どおり、今後のことを少し書く。いつまで小説を書くかということは、もう5年以上もまえから決めていた。そのスケジュールにまったく変更はない。それに向かって着実に進んでいる。今日は、作品のことだけ書いておく。
 長編はあと15作を書く予定だ。Gシリーズがあと6作、Xシリーズがあと3作、と既に発表しているから、それ以外にあと6作になる。うち3作が新しいシリーズで、これは中央公論新社で出版を予定している。もう4年ほどまえから構想していたもので、当初の予定なら今頃書いていたのだが、映画のために「スカイ・イクリプス」を書くことになり、新シリーズは延期されている。残りの3作のうち1作は、百年シリーズの第3作であり、あとの2作はいずれもシリーズ外の単発ものである。
 だだし、途中で死んだり病気になったりして書けなくなるかもしれないので、大きなことはいえない。だから、予告どおりいかない可能性もある。
 ブログは来年の12月で予定どおり終了し、以後は、近況などは発表せず、できるかぎり表に出ないことにする。どんどん仕事を減らし(連載をやめ、取材も受けない)、人知れず静かに消えていきたい。つまり、来年12月が事実上最後の挨拶になるだろう。
 やめるのが何年さきなのかは、担当編集者にはもちろん伝えてあるし、近辺では周知されている。このように予告ができることは、僕としては礼儀を尽くしているつもりだし、また自分でも幸せなことだと認識している。

こうした考え方、自分にはとても真似ができないことだけど、だからこそなのか、憧れる。とてもとても、影響を与えてくれている人です。もともとは亮さんに神戸の書店で薦められて『すべてがFになる』を手に取ったのが初め。1998年だと思うな。それからははまったねー。小説の結末が気になって、仕事で先輩と一緒に電車乗ってたのに、「結末が気になるんで、この本、読み終わるまでほっておいてもらっていいですか?」と頼んだもんな*3

*1:どうしてみんな楽しもうとしないのですか?と言われそう・笑

*2:どこに連れて行かれるか不安だから。

*3:よく許してくれたな・笑