日々、想う。んで、記す。

プライドを持たない、節操を持たない、愛着を持たない、弱音を吐かない。

大学時代の時間

こないだの週末に、ブックオフで本やDVDを買い取ってもらった*1。30点以上で2190円。しかもそのうち1000円は1枚のDVD。ちょっとさみしい。
今回持って行った本は、大学時代によく読んでいた思想系の本が中心。講談社の「現代思想・知の冒険者」シリーズとか、概説ものでとっつきやすかったので、けっこう読んでて、気に入ったものがあれば、詳細な解説書や、原著の和訳版を読んだりもした。ハイデガーとかアドルノとかベンヤミンとかポパーとかクーンとかメルロ・ポンティとかサルトルとかフーコーとか、みんなそうやってかじった。好きが高じて、三田の文学部の哲学の講義を聴講したりもした。やりたいことにいくらでもかけられる時間があったということ。大学にいた頃は本当にメディアセンター*2にいる時間ばかりだったし、それが好きだったんだよね。夏休みでも、冷房のない自宅の部屋にいても暑いので、原チャで10分くらいだった大学に行って、極端に人の少ないメディアセンターで本を読んだり。
そんな感じで読んでた思想系の本も、大学を出るとなかなか読む機会も減ってしまって、ずーっと本棚にいたのですが、このたびお別れすることにしました。
大学生の頃は、バイトやら遊びやら飲み会やら交流会やら、いろいろ忙しかった気はするけど、それでもやりたいことを何でもかんでも自分の時間に詰め込んでいったのは、いい時間だったなあ。しばらく思想系の本とはお別れして、老後にのんびり読んで、のんびりああでもないこうでもないと考える日々を目指そうかな、と。

*1:気持ち的に「売り払った」とは言いたくない

*2:図書館ね