日々、想う。んで、記す。

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教育と先端技術の追いかけっこ理論(「パリ白熱教室」 第3回から)

 「パリ白熱教室」の第3回を一週遅れで視聴。教育と先端技術の追いかけっこ理論のところ、おもしろかった。クラウディア・ゴーディンとローレンス・F・カッツによる、「The race between education and technology」を参照ということだった。日本語にはなっていないみたい。

The Race between Education and Technology

The Race between Education and Technology

 サマリーもちょこちょこあるみたい。こちらも読んでみよう。
Research Digest: The Race Between Education and Technology | EdLab

 教育と先端技術の追いかけっこ理論を考えるなら、学校ではプログラミングとかやった方が、教育によって技能をもつ労働者を多く供給できることになり、経済的格差は縮小することになるね。一般的に教育格差がスキル・プレミアムの上昇と賃金格差拡大の主な要因と考えられている、というのもピケティ先生は言ってました。
 けど、こればっかりになると違う気もする。教育は職業訓練の側面もあると思うので、そちらに行きがちだけど、職業訓練の側面があまりに強調されすぎると、先端技術=テクノロジーを追いかけることばかりになりやしないだろうか。「先端技術を使う側」になるためには、追いかけっこから抜けなければならないので、その前を読む力が教育機関にないといけないんだろうな、と見ていて思いました。