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日々、想う。んで、記す。

プライドを持たない、節操を持たない、愛着を持たない、弱音を吐かない。

『裏太平記』を読んだ

 半村良『裏太平記』を読了。主人公は吉田兼好。兼好が歴史の裏側で動く軍団を作るというストーリーです。「徒然草」とか書いているのは、世を忍ぶ仮の姿だった、ということです。
 いやー、完全にフィクションなのかな?と思っていたら、そんなことはなかったりしました。文観はどうやら実在していたらしいし、邪教として出てくる真言立川流もどうやら実在していたのか…。

歴史破壊小説 裏太平記

歴史破壊小説 裏太平記

 こないだ読んだ足利兄弟では、鎌倉幕府を実際に倒す過程が描かれていましたが、この『裏太平記』では、そもそも足利兄弟が立ち上がるように下克上の世の空気を作る団体を立ち上げる、という感じになっています。
tamekko.hatenablog.jp

 そんななか、こないだ分倍河原へ仕事で行ったら、駅前の広場に新田義貞公の銅像が立てられていてびっくり。なんだか本当に太平記づいている今日このごろ。こうしてひとつの時代にどっぷり、というのもいいな、と思っています。
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『足利兄弟』を読んだ

 岡田秀文『足利兄弟』を読了。足利尊氏足利直義高師直と。読んだ感想としては、足利尊氏…悪い…。鎌倉幕府滅亡から室町幕府ができるあたりの時代といえば、大河ドラマ太平記」。尊氏が真田広之で、忠義が高嶋政伸で、師直が柄本明だったよなあ。ちなみに婆沙羅大名、佐々木道誉陣内孝則。そんなキャストに脳内変換しながら読みました。「太平記」、おもしろかったような記憶があるのだよなあ。また見たいなあ。

足利兄弟

足利兄弟

 ものすごく天真爛漫な性格の足利尊氏は、「ああ、たしかに成功者にはこういう人いそう…」と思う感じだったなあ。周りはとっても振り回される。けど憎めない。

『BLUE GIANT』が好きだ(10巻はつらかったけど)

 Kindleでずっと読んでいるジャズ漫画、『BLUE GIANT』ですが、こないだ10巻が発売に。Amazonのレビューで、なんとなく方向性はわかっていたので、心の準備をして読みましたが、ううう、こう来たか…。これから、というところまで来ていた手応えと、それがするりとなくなってしまう感じと、それでも前に向かっていく向上心というかなんというか。執念というほどドロドロもしていなくて、でも次へ、次へ、と行くのです。

 「音の出ない音楽漫画」としては、ハロルド作石BECK』が大好きで、全巻紙のコミックで持っていますが、ロックは自分で聴いてきたし、なんというか風貌から現存のバンドを少し想起させられたりもしたので、なんとなくいけたのですが、『BLUE GIANT』はジャズをほとんど聴かないのに、どうしてこんなに好きなのだろうなあ。むしろ逆に、BLUE GIANTをきかっけにして、ジャズをAmazon MusicとかApple Musicで聴き始めていますからね。
bluegiant.jp


 むかしむかし、最初の就職の時に、そのときに会社に誘ってくれた方(入社後は上司になりました)が、プレゼントとして「Waltz for Debby」をくださったのを思い出します。

Waltz For Debby

Waltz For Debby

尊敬する先輩の結婚式

東京の空にいちばん近いチャペルで結婚式

 大学時代にお世話になり、とても尊敬していて、本当に本当に憧れた先輩の結婚式。東京でいちばん空に近い、虎ノ門ヒルズの上のチャペルで行われました。結婚式~披露宴~パーティーと、大学時代の同級生、先輩、後輩との大同窓会的な感じでした。
 虎ノ門ヒルズからはこんな景色なのですね。東京タワーからお台場まで、意外と近い。
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 いやー、結婚式は何ていうか、初心に帰れていいですね。幸せそうでよかった。奥様もとてもいい感じの方でした。スピーチしている姿を見て、いま自分がやりたいと思っているプレゼンテーションの形に似ていて本当にびっくりした。知らないうちに目指していたのよね、きっと。

愛宕神社へ行って…

 披露宴の後、パーティーまで1時間ほど時間があったので、クロークに荷物を預けたまま、近くを散歩。虎ノ門のあたりって、文部科学省にしか行かないですが…、フラフラ歩くと愛宕神社がすぐそばだったので、行ってみた。
 もう桜も咲いていました。いい日に結婚式だったな、と。
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 矢印に従っていったら、出世の階段を上がらずについてしまったので、帰りも出世の階段を降りずに戻りました(だってなんか、縁起悪いでしょう?笑)。

 フラフラしていて見つけた、「さくら」というお店の前にも桜の木が。
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夜はまたパーティー

 夕方からまたパーティー。楽しかった!夜景も見ることができたし、いろんな話ができて本当にいいパーティーでした。東京タワーが青いのは、今日が世界自閉症啓発デーだったから、らしい。
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 やー、いい一日だった。またがんばっていこう。

佐伯啓思『自由と民主主義をもうやめる』を読了

 大学時代に同級生の影響で本当によく読んだ佐伯啓思先生の『自由と民主主義をもうやめる』を読了。2008年に発行されているのでだいぶいまと状況が違うものもあるかな…と思いつつ。タイトルが刺激的だったので、手に取りました。実際は、「自由と民主主義を(絶対にそのままただしいものだと考えるのを)もうやめる』ということですね。

自由と民主主義をもうやめる (幻冬舎新書)

自由と民主主義をもうやめる (幻冬舎新書)

 そもそも、右翼と左翼とは…というところから話が始まります。

「左翼」は、人間の理性の万能を信じている。人間の理性能力によって、この社会を合理的に、人々が自由になるように作り直してゆくことができる、しかも、歴史はその方向に進歩している、と考える。
一方、「保守」とは、人間の理性能力には限界があると考える。人間は過度に合理的であろうとすると、むしろ予期できない誤りを犯すものである。したがって、過去の経験や非合理的なものの中にある知恵を大切にし、急激な社会変化を避けよう、と考える。
これが、本来的な意味での「左翼・進歩主義」と「保守主義」の対立です。社会主義か資本主義か、あるいは、親米か反米か、といったことは関係がありません。(p.22-23)

 こういうふうにきちんと整理すると、この後の文章で書かれているのですが、アメリカがそもそもとても「左翼・進歩主義」の国だよなあ、と感じます。アメリカは、合理的主義精神によって、社会をコントロールできると考えている。人間の無限の自由に大きな価値をおく。また、徹底した技術主義の国。アメリカ文明は進歩主義。アメリカほど「歴史の進歩」を信じている国はほかにはない。たしかになあ、と。
 ソ連社会主義があったからこその分類なのだなあ、と。まあ、分類することでわかりやすくはなるけど、本質的なところを考え続けるという行動に繋がりにくくなりますね。

 結局、第二次世界大戦をどう処理したか、というところにまで、日本で「自由」と「民主主義」をどう見るかということは遡るのですね。こうした言説は、とても興味があります。

ここまでの話をまとめると、「戦後」に対しては、二つの見方があるということです。
一つは丸山さんのような、公式的な戦後民主主義、平和主義の立場からの見方。あの間違った戦争を食い止めることができなかったという「悔恨の共同体」が、戦後の共通了解であるという考え方です。左翼的な考え方と言っていい。
もう一つは、吉田満に示されるように、あの戦争がよかったのか悪かったのかはともかくとして、そこで死んでいった若者たちに、われわれは非常に多くの何かを追っている、という「負い目の共同体」という考え方です。
(略)
私自身は明らかに後者のほうに立ちたい。丸山さん的な「悔恨の共同体」は、あまり意味のあるものだとは思えません。(p.188-189)

 こういうところまでさかのぼって考えてみたい。もう起こってしまったことは変わらないけれど、そうした背景があるからこう考えてしまうのだ、というふうに認知しておくことは大切だと思います。
 だからこそ、あとがきにある言葉に繋がるかな、と。

一国のはぐくんできた価値を大事にしようという立場を「保守の精神」と言っておきましょう。すると、「自由」や「民主主義」といえども、「保守の精神」が根底になければロクなものにならないということがわかります。(p.226

 政治には期待しているところもあるし、まったく期待していないところもあるのですが、無関心にはならないように、「どうしてこう考えちゃうんだろう」というところを考え続けていきたい。
tamekko.hatenablog.jp


 ひさしぶりに佐伯啓思先生の本を読み、楽しかったので、ちょっと近著を読んでみようと思います。

丹波柏原へ行ってきた

 仕事で兵庫県柏原へ出張。ずっと「かしわばら」だと思っていましたよ…。違うのです。読み方は「かいばら」。大阪から宝塚線篠山口まで出て、さらにそこから福知山線。三田のあたりとかを抜けて、ずーっと山の中へ行きます。途中からは単線。すぐ横を渓流が流れていて、とても綺麗です。
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 柏原駅の駅舎は、国際花と緑の博覧会』において、会場内アクセス路線として運行されていた『ドリームエキスプレス』の「山の駅」の駅舎だそうです。
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 柏原は、織田家と春日局ゆかりの地、とのこと。丹波柏原藩は、織田信長の弟・織田信包が治めた地。街を歩くと木瓜紋が。
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 旧・氷上高等小学校校舎。いまはレストランになっているみたいです。こういうのが残っているのもいいですね。柏原、とてもとても小さい街だけども、そのぶん、歴史的な建物などが残っていていい感じ。
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 柏原藩の藩庁も一部が残っています。いまは、小学校の敷地になっているのだそうだ。かわっているなあ。
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 街なかには水が流れていて、散歩していても楽しい。
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柏原八幡宮

 目的地への道すがら、途中で柏原八幡宮という表示を見たので、立ち寄ってみました。というか、山の上に塔が見えたのですが、それがどうやら柏原八幡宮のようです。参道はそのまま、登山道です。
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 山の上に社殿。鳥居の向こうに見える社殿がなんだかいい感じです。屋根がなんだかいい。人もほとんどいなかったので(まあ、平日の真昼間だし…)、静かな雰囲気がいい。
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 社殿の向こう側に三重塔が見えます。
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 社殿の向こうにぐるりとまわると三重塔。
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 帰り道はまた参道をずんずん下っていきます。山道も雰囲気あるなあ。とても気に入りました。柏原は丹波市なのですが、また丹波市に仕事で来られるように頑張りたいと思います。
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丹波といえば…

 丹波といえば、明智光秀?くらいの知識しかなかったですが、なかなかにおもしろかったです。帰ってきてから、街道をゆく丹波があるか調べて、読んでみた。

街道をゆく (4) (朝日文芸文庫)

街道をゆく (4) (朝日文芸文庫)

古河市 上大野にある神社

 寒い寒い日に、茨城県古河市へ仕事で行きました。薄っすらと雪が積もるなか、バス停を探す途中で見つけた碑。「未来を拓く豊穣の大地」と書かれています。見渡す限りの畑、かな?(雪でよく見えません…)
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 さらに歩いて行くと、上大野宮前というバス停の前に、小さな神社が。雪がうっすらと積もっているなか、すごい寂しい感じではありましたが、バスが来るまでに15分くらいあったので、ちょっと鳥居をくぐっていってみました。
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 こうした小さな神社とかが、地元の人たちの信仰を集めて、ずっと続いているのだろうなあ、と思う。バス停の名前は上大野宮前だけれども、神社の名前は何なのかな…?Googleマップで見る限りは、三社神社…かな?という感じw
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 古河市は、駅の東西で全然雰囲気が違うなあ、と思います。古河公方がいた土地ですしね、街並みもいい感じに残っている地区もありますし、のんびり歩きたいなあ、と思う街です。仕事で行くことが多い街なので、あんまりいつも時間がないのですが、今回はこうしてバスの待ち時間に神社に立ち寄れてよかったな、と。