日々、想う。んで、記す。

プライドを持たない、節操を持たない、愛着を持たない、弱音を吐かない。

暴走する世界

アンソニー・ギデンズ『暴走する世界』を読了。ギデンズは英・ブレア首相のブレーンだそうです。短い本だけどいろんな問題が書いてあった。
「伝統」のところがおもしろかったかな。「伝統」なんて捏造されてるのがほとんどだって。ほとんどの伝統は、最初は「何だそりゃ」と思われちゃうものだったんだろうね。すでにイメージとして持たされてしまっているけど、インド兵のターバン軍服とかも、征服者(イギリス)との「差異」を表出させるためにわざわざ造られたものらしい。保守とかファンダメンタリズム(原理主義)とか、「守るべきもの」についての話が多い現状に、いいタイミングでこの本を読んだなあ、って思う。

暴走する世界―グローバリゼーションは何をどう変えるのか

暴走する世界―グローバリゼーションは何をどう変えるのか