経済やりたい。
広田裕之『パン屋のお金とカジノのお金はどう違う? ミヒャエル・エンデの夢見た経済・社会』を読了。『モモ』とかの作者として、文学者としてのエンデには、こんな面もあったのか、と思った。知らなかったな。資本主義社会の行き過ぎと地域通貨を通じてのその解決策。経済教育の参考に、と思ったけど、ちょっと難しすぎるかも。経済の基礎を通り越していきなり地域通貨は大変かな、と。で、教材研究している間にこんなページを見つけました。おもしろいです。こんなふうに経済に導入してもらえたら楽しかったのではないか、と思いました。
カリキュラム作ってて思うんだけど、意外と経済学って好きなんだよね〜。ゲーム理論とかおもしろくて仕方ない。僕は大学4年間、政治→マクロ経済→ミクロ経済→コミュニケーション・認知科学・哲学、みたいな感じで興味が移ってきているんだけど、経済学からコミュニケーションにジャンプしたきっかけはゲーム理論でした。そんなゲーム理論とかパレート最適なんかも、取り上げられたらな、とか、欲が出てしまう。楽しさを感じさせてあげたい、自分が感じたドキドキを与えてあげたい、と思うのです。
学生の頃、牧子が竹中先生(今は内閣でご活躍中ですね)について、「先生と話していると経済が見えるんだよ」と言ってました。そう、そんなきっかけを与えられる人になりたいのです。そんなきっかけを、どんなに小さくてもいいから、子どもたちに与えられたら、素敵だと思いながら仕事をしていまする。がんばるぞ〜。
パン屋のお金とカジノのお金はどう違う?―ミヒャエル・エンデの夢見た経済・社会
- 作者: 広田裕之,子安美知子
- 出版社/メーカー: オーエス出版
- 発売日: 2001/07
- メディア: 単行本
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