ものの終らせ方
司馬遼太郎『坂の上の雲(七)』を読了。陸軍の戦いは一応終息。そしていよいよ日本海海戦直前まで行きました。あ〜、次で最終巻。ずっと続けばいいのに…という不届きなことを考えるも(笑)。しかし、この日露戦争がもう少し長引けば今頃日本はこんなじゃなく、北海道はロシアの一州だったかもね。対馬も多分ないね。
終わらせ方、難しいところだよね。自分でもできないところだ。日露戦争は調子よく勝っているときにアメリカの仲介で終わらせなくてはならなかった(もちろん、終わらせることがもともとのプランとして戦争が戦われていた)。でも、つい勝ってると「もう少し…」って思っちゃうじゃない?調子に乗っているところで、どこをexit(出口)とするのか。それが問題だ。
- 作者: 司馬遼太郎
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 1999/02
- メディア: 文庫
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