大学について思ってみたりする
坂元繡・監修『eラーニング・マネジメント 大学の挑戦』を読了。eラーニングについては、ちょっとしたビデオ講義とか作ったりとかしていたので、その調査のために読んだ。でも作り手/マネジメント側よりも、ユーザとして見てみたいサイトがたくさん紹介されていたのがよかったかな。
特に、マサチューセッツ工科大学(MIT)のオープンコースウェアは、将来的にMITのすべての講義がネットで見られるようにする、というプロジェクト。これはすっごい興味ある。教育工学とか、ちょっと検索かけてみようかな。
この本を読んで思ったこと。ネットの発達によってそろそろ外国に行かなくても勉強できるようになるぞ、というのが半分。あとの半分は、大学間競争を考えるときに、国境というのが日本の大学を守ってくれなくなるぞ、ということ。本当に優秀な高校生がどんどん海外の大学に留学して出て行っている状態にある現状に加えて、eラーニングでアメリカの最先端の大学が進出してきた場合、日本の大学教授なんかは生きていけないのでは…。
- 作者: 中原淳,西森年寿,坂元昂
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2003/07
- メディア: 単行本
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