インビジブルハート 恋に落ちた経済学者
ラッセル・ロバーツ『インビジブルハート 恋に落ちた経済学者』を読了。すっごいおもしろかった。帯のコピーがいい。曰く、
「規制は不要・有害、ビジネスでの成功は美徳だと信ずるサム。ワーズワースを愛し、資本主義は横暴だと考えるローラ。二人は違いを乗り越え、結ばれるか?」
おもしろそうでしょ(笑) え?そんなことない?おかしいなあ。ま、なにはともあれ、これは読まなきゃでしょ、ということで。
ラストの生徒たちからのプレゼントかな。泣けてきたよー。僕は別に熱血教師志望じゃないけど(笑)、こういうふうに生徒たちから慕われたいと思ったよ。僕は生徒たちに何かを残してあげられているだろうか、とふと考えてしまった。
この本の形式もおもしろい。物語に載せていろいろな経済の学説、考え方などを得させることがいい。今、まさにこういう仕事をしているわけなので、すごく参考になった。
ストーリーとしては大しておもしろくないと思う。でも、これで経済を学ぶきっかけになれば、というふうに考えると、とてもよくできている本だと思った。[→メモ:インビジブルハート 恋に落ちた経済学者]
- 作者: ラッセルロバーツ,Russell Roberts,沢崎冬日
- 出版社/メーカー: 日本評論社
- 発売日: 2003/04
- メディア: 単行本
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