日々、想う。んで、記す。

プライドを持たない、節操を持たない、愛着を持たない、弱音を吐かない。

卒業式

朝からS小学校の卒業式に出席。教職につかなかった僕にとっては、自分の子どもの卒業式よりも先にこうして卒業式に出席することがあるとは思っていなかった。自分の卒業式以来、初めての小学校の卒業式。いい式でした。子どもたちもいい表情でした。
2年間受け持っていた生徒たちが卒業証書を授与されているのを見て何だか感動。もっといろいろしてあげられたんじゃないかな!?と自分の努力不足を感じてしまった。もっともっと教えてあげられたかもという後悔?もっともっとたくさん接していたかった、という感じ?ルーティンに埋もれていちゃだめだよなー。
記念品贈呈のところで、「目録!ひとつ、藤棚!右、贈呈します。」という自分の小学校の卒業式での台詞がしっかりよみがえってきたのにびっくりしました(と、わかるのは松本くらいだな)。あと、みんなで歌った「仰げば尊し」があまりにいい歌詞でびっくりしました。ちゃんと聴いたことなかったからさ。いい歌だよ。卒業式にぴったりだ。



仰げば尊し、わが師の恩。
教えの庭にも、はや幾年(いくとせ)。
おもえば、いと疾(と)し、この歳月(としつき)。
今こそわかれめ、いざ、さらば。

互いに睦(むつ)みし、日頃の恩。
別るる後にも、やよ、忘るな。
身を立て、名をあげ、やよ、励めよ。
今こそわかれめ、いざ、さらば。

朝夕なれにし、まなびの窓。
螢のともし火、積む白雪。
忘るる間(ま)ぞなき、ゆく歳月(としつき)。
今こそわかれめ、いざ、さらば。

卒業式が終わったら校舎に戻って、最後にグランドでみんなを囲んで送り出すのですが、そのときも感動的でした。出口付近にいたから女の子とかはけっこう泣いていたし。そして、そこで握手を一人ひとりとしながら送り出しているM本先生の素敵な笑顔を見て、「ああ、いいなあ」と。こういう感動を味わいたくて今の仕事をしているのに、こういう感覚も忘れていたなあ。がんばらなきゃなあ、と思いました。
ゆりなからは手紙をもらえて、帰ってから読んで何だかおかしかった。メールでの言葉とのあまりのギャップがおかしくて。
みんな、卒業おめでとう。元気でね。またどこか出会いましょう!