すてきな言葉を言える大人
森博嗣『封印サイトは詩的私的手記』を再読了。この本、1999年の森先生の日記。1890円でなんと550ページ(辞書より厚い?)なのです。2回読んだから1ページあたり1.7円ですね。うーん、お買い得?なのかな…
手元にある他の本のページ単価を調べてみた。講談社ノベルスで同じ森先生の『すべてがFになる』が854円で370ページだから1ページあたり2.3円(これも再読しているからもっと安いか)。まじめなところでダンカン・ワッツ『スモールワールド・ネットワーク』は2800円で390ページだから1ページあたり7.2円。学術書ってやっぱり高い…。とかバカなことをやってないで…、と。
森先生の日記には、本日の一言というコーナーがあります。その中でいくつか気に入ったのがあったので、書いておこうかな、と。まずは1999年6月22日。
勉強しても頭は良くはならない。その事実は教えるべきだ。
そのうえで、勉強がいかに大事か、頭が良いことがいかに小事か、を説くのが教育だろう。
次に、1999年9月15日。
チャンスは、空気のように誰にも均等にある。
したがって、速く走る者ほど時間当たりに多くのチャンスに出会う。
うーん、素敵。こういう気の利いたことを言える人になりたいな。
封印サイトは詩的私的手記―I Say Essay Everyday
- 作者: 森博嗣
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2001/06
- メディア: 単行本
- クリック: 4回
- この商品を含むブログ (19件) を見る