太陽なら、誰も損はしない
新幹線の中で、森博嗣『四季 秋』を読了。こんなにはっきりといろいろなことが書かれていたっけ?ちなみに、前に読んだときって、どんな感想だったのだろうと思ったら、もう次が読みたくて仕方なかったのですね…。こういう、前はどうだっただろう?と見られるのが日記を書く良いところ。
萌絵がだいぶ変わってきましたね…。『捩れ屋敷の利鈍』から続けて読むと、なおおもしろいでしょう。
「扇風機のように、前にしか風が来ないのなら、こちらを向いてくれないと困りますけれどね。たとえば、太陽はどう?メキシコが晴れていたら、その分、日本は損をしますか?」
「つまり、その差は何ですか?」
「貴女が、太陽を好きになったか、扇風機を好きになったか、の差です」
「そう、そうだよね」とも思うわけです。よくわかる例えでした>ナイス、紅子さん!
- 作者: 森博嗣
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2004/01/09
- メディア: 新書
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