日々、想う。んで、記す。

プライドを持たない、節操を持たない、愛着を持たない、弱音を吐かない。

太陽なら、誰も損はしない

新幹線の中で、森博嗣『四季 秋』を読了。こんなにはっきりといろいろなことが書かれていたっけ?ちなみに、前に読んだときって、どんな感想だったのだろうと思ったら、もう次が読みたくて仕方なかったのですね…。こういう、前はどうだっただろう?と見られるのが日記を書く良いところ。
萌絵がだいぶ変わってきましたね…。『捩れ屋敷の利鈍』から続けて読むと、なおおもしろいでしょう。


「扇風機のように、前にしか風が来ないのなら、こちらを向いてくれないと困りますけれどね。たとえば、太陽はどう?メキシコが晴れていたら、その分、日本は損をしますか?」
「つまり、その差は何ですか?」
「貴女が、太陽を好きになったか、扇風機を好きになったか、の差です」

「そう、そうだよね」とも思うわけです。よくわかる例えでした>ナイス、紅子さん!
四季 秋 (講談社ノベルス)

四季 秋 (講談社ノベルス)