この人に総理をやらせてみたかった
司馬遼太郎『翔ぶが如く(十)』を読了。西南戦争終結。最後の方の淡々とした描写は寒くなる。そして、何度も何度も同じ感想で申し訳ないが、大久保利通すげー。この人に、総理大臣をさせてみたかった。もし、大久保が総理大臣になっていたら、きっと初期は開発独裁だったのでしょうね*1。まずは政府が指導をして国を豊かにし、それから徐々に民権化していく…。インドネシアのスハルト大統領とかと同じ位置づけ?<これは乱暴すぎる区切り方…?
- 作者: 司馬遼太郎
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
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選挙の前で、日本の政治についても考えたりしますが、僕は、多少の矛盾を抱えていてもググイと引っ張ってくれる政治家がほしいと思います。もしくは矛盾があるならそれをちゃんと引き受けてくれる人。
選挙といえば、引っ越したのにも関わらず、今回の選挙は世田谷区の投票用紙が送られてきました。うーん、不在者投票だな、こりゃ。「引っ越して家が遠いので」という理由は認められるかな…。
*1:実際、まずは官を強くして、それから民権を…という考えはあったみたいです。地方官会議を設けたりしたのもその第一歩だったらしい。