送りの夏
三崎亜記『バスジャック』を読了。前作の『となり町戦争』のシチュエーションがとてもおもしろかったので、こちらもチャレンジすることにしました。短編なのね。表題作「バスジャック」も良かったけど、最後の「送りの夏」がよかった。ゆっくりと失われていく感じ。親子がゆっくりと直っていく感じ。
「続けていくものではなくて、続いていくものなんだよ。晴れる日もあれば雨の日もある。」
(略)
「続けていく、じゃなくって、続いていく、か…」
(略)
「そう、続いていくんだ。続いていかなくちゃならないんだ」
- 作者: 三崎亜記
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2005/11/26
- メディア: 単行本
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