こんな夫婦もいいと思う
幸田文『台所のおと』を読了。幸田文は、幸田露伴の娘です。名前だけは知っていたけど、読んだことがなかった人。ずっと読みたかったんだよね。短編集。ほとんどの作品に「死」が絡んでいる感じ。でも、そんなに暗くなる感じでもなく。表題作の「台所のおと」では、奥さんが台所でたてる音を聞くだけでいろいろなことがわかってしまう夫婦間の絆を感じます。あと、「祝辞」もよかったな。こんな夫婦もいいな、と思う。
- 作者: 幸田文
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1995/08/02
- メディア: 文庫
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