古典ってやっぱり残るべくして、なのかも。
北尾吉孝『中国古典からもらった不思議な力』を読了。
曽国藩の「人生、冷に耐え、苦に耐え、煩に耐え、閑に耐え、もって大事為すべし」*1という言葉などが紹介されています。また、論語の人を見る「視・観・察」の3つを持つことが大事だ、というのも書かれています。「視」は誰か他者の行動を観察すること、「観」はその人の行動の動機を調べること、「察」はその人が行為に満足している程度を計ること、だそうな。中国の古典を読め、と言う経営者の方は多いですよね。中国四千年の歴史がちゃんとあるような気がする。残る言葉は、残るべくして残っているのですな。もしくは、何らかの意図を持って残されているか。どちらも教育。
- 作者: 北尾吉孝
- 出版社/メーカー: 三笠書房
- 発売日: 2005/07
- メディア: 単行本
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たしか、慶應の塾高(中学校だったかも?)で、論語を題材にして教えてらっしゃる先生がいらっしゃいましたよね。…とAmazonで調べてみる。あった、これだ。佐久先生。ちょっと読んでみたいかも。
- 作者: 佐久協
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2006/06/27
- メディア: 新書
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*1:冷遇に耐え、苦労に耐え、いろいろ煩雑なことに耐え、逆境に耐える、ってことね。