「社会を変える」を仕事にする
駒崎弘樹『「社会を変える」を仕事にする 社会起業家という生き方』を読了。行き帰りの地下鉄で読みきってしまった。一気に読ませる力のある本だなぁ、と。病児保育という問題については、自分に子どもができてから初めてきちんと考えたよ。共働きでがんばっていても、保育園に預けている子どもが熱を出したら、会社を休んで看病しなきゃならない。そのせいで、きちんと仕事につけなかったりする人もたくさんいる。これは、ワークスタイルの問題として非常に大きいな、と思う。うちも来年度からは共働きに戻るしね。
そうした問題を、何とかできないかと悪戦苦闘していく著者に共感。かっこいい生き方だなぁ、と思います。「社会を変える」を仕事にできる方が、やりがいだってあるじゃないか。どんな仕事にも、「社会を変える」という一面があるとはもちろん思うけどさ。ちなみに、アメリカには公園を作るソーシャルベンチャーがあったりもするのだそうな。「ソーシャルベンチャー」という言葉自体がまだ日本ではそんなになじみがないけど、でもこういう方向性で優秀な人材が頑張ることに大きな意味はあるのだろうな。特に、教育や子育て周りではこうしたソーシャルベンチャーができることって、多いのではないかと思う。
- 作者: 駒崎弘樹
- 出版社/メーカー: 英治出版
- 発売日: 2007/11/06
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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