再生される物語が好き
瀬尾まいこ『天国はまだ遠く』を読了。会社を辞めて死ぬことを決意し、北へ向かった千鶴が、辿り着いた山奥の民宿たむらで、田村さんと出会い、だんだん再生していく物語。シンプルにすることで救われることがあるよなぁ、と。「絶望の淵」なんてそう簡単にのぞけない、ということよね。
瀬尾まいこさんは、再生を描くのが上手だなぁ、と思う。最後に再生するから、救われる終わり方をする。それが好き。
- 作者: 瀬尾まいこ
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2006/10
- メディア: 文庫
- クリック: 17回
- この商品を含むブログ (162件) を見る