学力と階層について考えたい
学力と階層をテーマにした勉強会のために、苅谷剛彦『学力と階層 教育の綻びをどう修正するか』を読了。
家庭環境と学力にどんな相関関係があるのか、というのをデータで検証していく。例えば:
「家の人はテレビでニュース番組を見る」「家の人が手作りのお菓子を作ってくれる」「小さいとき、家の人に絵本を読んでもらった」「家の人に博物館や美術館に連れていってもらったことがある」「家にはコンピュータがある」といった要素で、家庭の文化的環境を示し、文化的階層グループを構成し、学習意欲、学習行動、学習の成果としての学力テストの結果を比較。(p.28-29)
文化的階層グループによって違っている、というのはとてもわかる。この文化的階層(が、あると仮定して)の、下層の方を引き上げることをしない限り、国としての浮上は難しいのではないかなあ、と思っています。そのために何ができるか。そこを考える必要がある。【→メモ:学力と階層】
- 作者: 苅谷剛彦
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2008/12/05
- メディア: 単行本
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