こんな学生は要らない、に賛成
京都へ移動する新幹線の中で、常見陽平『くたばれ!就職氷河期』を読了。非常におもしろかった。就職できない学生が多いなか、中小企業では人が足りていない、というギャップの話とか。人を採る側だったら、たしかにこんな学生要らないよなあ、とか思いながら読んでた。
こんな学生は要らない!(p.55-60)
- 社会貢献志向、エコ大好き人間
- 単なるファン
- 福利厚生をやたらと気にする人
- 安定を期待する学生
- 配属先や部署や勤務地に異常にこだわる学生
- 研修制度についてしつこく聞く学生
一方で、就活が上手くいく学生の法則にも、うんうんと同意。
就活が上手くいく学生の10の法則(p.62-63)
- 働く覚悟はある
- 学生生活が充実している
- 「異なる者」との接点がある
- 情報源が広く、深い
- 企業・仕事に対する具体的なイメージを持っている
- ミーハー感覚で仕事を選んでいない
- 自分の言葉で自分を語れる
- 質問力がある
- 適切な就活対策をしている
- 保護者との距離がちょうどいい
学生たち、社会に出て働くのは甘いことではない。楽しいことばかりでもない。でも、働くからこその楽しさはたしかにある。覚悟をもって、自分の食い扶持くらいはちゃんと会社に稼がせてやるくらいの覚悟で、中小企業に飛び込んでみるのもいいと思う。それを前提に、どんな職種がいいのかを考えればいい。
こないだ読んだ、渡邉正裕『10年後に食える仕事 食えない仕事』の中では、4つの領域にわけて、「こういう仕事はレッドオーシャンだ」とか「こういう仕事は日本独自の強みがあるジャパン・プレミアムだ」というように分けている。レッドオーシャンでバリバリ働きたい人はそれでよし、どこに強みを感じて仕事をするのかって、考えることは必要だと思うのですよね。
そういうキャリア教育のカリキュラムを、2013年は考え、完成させ、スポンサーを見つけて学校に売り込みたいと思ってます。
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