日本語で書かれていることって大切ね
フリオ・リャマサーレス『無声映画のシーン』を読了。語り手の「ぼく」が少年時代の写真30枚を見ながら、それぞれの写真から「ぼく」の脳裏に去来する過去を陰翳に富んだ文章で描いた作品。淡々と話が進んでいく。
ここ最近、海外小説をいくつかトライしてみたのだけど、「日本語で書かれている」っていうのは自分にとって大切かもなあ、と思った。原語で読んだら、また違うのかも。やはり、何かが読みにくいんだよなあ。この感じを覆してくれる作品に出会いたい…。
- 作者: フリオ・リャマサーレス,木村榮一
- 出版社/メーカー: ヴィレッジブックス
- 発売日: 2012/08/23
- メディア: 単行本
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