『政友会と民政党 戦前の二大政党制に何を学ぶか』を読んだ
井上寿一『政友会と民政党 戦前の二大政党制に何を学ぶか』を読了。どうもこの国は、二大政党制が機能してないんじゃないかな、と思わせてくれたこないだの衆議院選挙でしたが…。戦前には日本は二大政党制だったわけで、そのときの様子を紹介していく本。
「政策だけで選挙がされない」という問題は、戦前からあったようで…。圧倒的に政策的には政友会が優れているのに、政友会の議員たちの汚職のせいでイメージが悪く、選挙では票が入らない、と。清廉潔白であることはもちろん望ましいのだけど、でも政策がきちんとしていなければ国の舵取りは任せられないし。多少、性格的に問題があっても開き直って政治のトップにいられる方がいいのか*1。うーん、これって悩ましい。
政友会と民政党 - 戦前の二大政党制に何を学ぶか (中公新書)
- 作者: 井上寿一
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2012/11/22
- メディア: 新書
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