『運命の人』、完結
山崎豊子『運命の人 (4)』を読了。沖縄編で、完結編。有罪が確定した後、九州で家業を潰し、沖縄まで流れ流れていく主人公。その流れの中に、沖縄戦の悲惨さ、沖縄の理不尽な現状が描かれていく。最後は、ジャーナリストとしての自分を取り戻していく、というのもよかったと思う。実話があることなので、奥様が本当に素晴らしいなあ、と思います。この沖縄の現状の上に、僕らは立っているのだなあ。
- 作者: 山崎 豊子
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2011/02/10
- メディア: 文庫
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