日々、想う。んで、記す。

プライドを持たない、節操を持たない、愛着を持たない、弱音を吐かない。

林野宏さんによる次世代を生き抜くためのBQ(ビジネス感度)

 林野宏『BQ 次代を生き抜く新しい能力』を読了。林野宏さんは、クレディセゾンの経営者です。講演を何度か聞いたことがあるのですが、ものすごく魅力的な方。セゾンカードの永久不滅ポイントを作り出したりとか。J-Waveの開局などにも関わっているのですね。すごいわ。

BQ〜次代を生き抜く新しい能力〜

BQ〜次代を生き抜く新しい能力〜

 で、IQでもなく、EQでもなく、それにさらに感性を示すSQを加えた、BQを身につけなきゃダメよ、という本。

BQ(Business Quotient)=ビジネス感度
 知性を示すIQ(Intelligence Quotient)
 理性や人間性を示すEQ(Emotional Intelligence Quotient)
 感性を示すSQ(Sensibility Intelligence Quotient)

ものづくり中心だった高度成長期はIQの高い人が活躍、経済が安定成長期になると人間力の高いEQの高い人が組織で出世。市場が縮小してパイの奪い合いが始まったいま頭や人柄のよさだけでは通用しない。必要なのは「変化を感じ取る感性(p.3-4)

 あともう一つ、運やツキについて書かれていたところもいいなあ、と思った。とにかく、動きまくっていろいろやってみる、っていうのは大事だな、と思っていて、とても同感。

運やツキには抗わずに対応することが勝負事の鉄則です。
ただ、運やツキがこちらにやってくるように環境を整えることは可能です。
具体的にいうと、行動量を増やすと運やツキに恵まれやすくなります。たとえば、ある会社に営業に行ったら、趣味のサークルで知り合った知人がいて、商談がスムーズに進んだとしましょう。営業先に知人がいたのは、まったくの偶然です。
ただ、相手と知り合ったのは、自分が趣味のサークルに出かけて人脈を築いていたからです。つまり行動した結果、運が引き寄せられたのです。(p.158-159)

 行動しまくって、運が引き寄せられる、っていうか、そうして行動しまくって繋がりを作ること自体が、道を開いていくっていうことだと思うのですよね。これに関しては、人生、無駄なものはないと思っています、ほんと。