源氏物語も謎がいっぱい
ここんとこ、すっかりこればかりになっていますが…、井沢元彦『GEN―『源氏物語』秘録 』を読了。今度は源氏物語の成立についてです。源氏物語での光源氏のライバルになる右大臣家は藤原氏がモデルに決まっていて、なのに源氏物語の中では右大臣家が光源氏との出世レースに負けている、これをなぜ時の権力者である藤原氏が許してたのか!?みたいなところをきっかけに話が進んでいく。主人公は角川書店の設立者だし、金田一耕助が出てきたりして、オールスターな感じの小説。でも、小説部分を取っ払って話してもらった方が好きかも(笑)
源氏物語が、今に伝わっているものが最初からあったわけではなくて、途中でエピソードをさしこまれたりとかしながら作り上げられていった、というような話とか、おおしろかった。
- 作者: 井沢元彦
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 1998/10
- メディア: 文庫
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