日々、想う。んで、記す。

プライドを持たない、節操を持たない、愛着を持たない、弱音を吐かない。

歌を忘れたカナリアは…

松岡正剛『日本流 なぜカナリヤは歌を忘れたか』読了。何人かの、これから読んでみたい作家・書き手を発見。永井荷風断腸亭日乗』『あめりか物語』『ふらんす物語』。それから狩野享吉(かのうこうきち)についての本。ちょっと探してみようっと。この本、たくさんの童謡が出てきます。きれいだなあ、と思ってしまいました。ちょっとここに書いておきたい(著作権、ひっかからないよね?)。「唄を忘れた金糸雀(カナリヤ)は/後の山に棄てましょか/いえいえそれはなりませぬ」で始まる西条八十の唄。最後の部分をはじめて知った。すごい、ムンズと心をつかみとる言葉たち。「唄を忘れた金糸雀は/象牙の船に銀の櫂/月夜の海に浮べれば/忘れた唄をおもいだす」。きれいだなあ、とてもとてもきれいだ。僕も思い出したいことがたくさんだ。金糸雀は何で唄を忘れちゃったのかなあ