日々、想う。んで、記す。

プライドを持たない、節操を持たない、愛着を持たない、弱音を吐かない。

William & Maryでの広島の思い出

今日は広島の日ですね。大学2年生の頃、William & Mary大学との交流プログラムに参加していて、この日を迎えたことがありました。あのときは、キャンパス内のチャペルにみんなでキャンドルを持って集って黙祷したっけ。話したい人が名乗り出て語る、というスタイルでした。今考えると、順番で回ってきたわけでもなく、それなのにみんながいろいろなことを話していたっけ。SA(student assistant)のアンドリューとか、Tとかエリカとかサラとか、いろいろな人が発言しました。その中で、とても印象に残った発言が2つあった。自分の言ったことなんて全然覚えていないのに、人の言ったことは覚えてるんだよね、不思議。その2つの発言を紹介しましょう。
Aさんは、「戦争だからいろいろあるのは当然。だから、今は平和とかそういうことはおいといて、広島で亡くなられた方だけのために、ここでは祈りたい」と言いました。僕は当時これに全然納得できなかったから、すごくよく覚えているのかな。戦争だから、どっちにも言い分はあるのはもちろんのことで、片側から見てただけでは何も変わらないよ、ということだったのかもしれない。今はそうだなあ、と思う。Aさんとは同じグループだったので、このプログラムの最後のスキットでは僕は女装してAさんとラブシーンまで演じる仲になりました(笑)。ここではそんなことになるとは思ってなかったけど…。
もう1人は、Kさん。Kさんはいつもとてもおちゃらけていた(失礼!)先輩だったのだけど、この日の言葉はすごく染みたなあ。“I believe there's no war for peace.”って。これは今でも僕の中で力を持っている言葉です。
…そんなことを思い出しつつ、出勤。