哲学者ってすげー
体調は完全復調とはいかないものの、昨日よりはずっとマシ。東浩紀『不過視なものの世界』を読了。難しいっちゅうねん!この東さん、とても若い、新進気鋭の思想家(?)なので、ずっと読みたいと思っていたのですが、「分厚い」「哲学専門用語オンパレード」という2つの障害があって読めなかったのです。こんなの読めるのか?ってくらい分厚いのよ(あくまで主観だけどね)。しかも、漢字とカタカナが同じくらいの比率で出てくるんじゃ?というくらい外来語が目に付くんだ。何度本屋で手にとってそこでやめたか。しかし、あまり歳が変わらないのに、こんな風に世界を見ている人がいるのは驚きだよね〜。昔、文学部哲学科の講義を聴講したことがありますが、そのときも2歳年下の1年生たちが、立派に文献を読み、問題意識をもっているのにびっくりしたものでした。きっと、何かを感じる回路が違うのでしょう。そうでなければ、僕の注意力不足か?
で、今回のこの本を買ったのは、対談で山形浩生さんが出ていたからです(山形さんの本気と遊びが交じり合った部分、そのオーバーラップ振りがとても好きなのです)。で、読み始めたのですが…感想は「うーん」って感じ。あんまりおもしろくなかった。こういう思想系の本ってさ、受け取る側に余裕がないと頭の中に入ってこないよねえ。山形さんとの対談も、あまりおもしろかったとは言えず。そうそう、山形さんのページのこの文章、すごいおもしろくない?しばらく、思想系の本からは遠ざかろうっと。
- 作者: 東浩紀
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
- 発売日: 2000/10
- メディア: 単行本
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