日々、想う。んで、記す。

プライドを持たない、節操を持たない、愛着を持たない、弱音を吐かない。

911の後

メディアはアメリカでの多発テロ事件一色。そりゃそうだ、本当に大変な事件なんだから。その件について、I 江さんからメールが。とっても中立的で冷静で大人の視点だと思ったので、ここで紹介(許可、いただいてませんけどよろしいですよね?)。


今回の同時多発テロ、本当につらく悲しいです。これで、米国 VS イスラム世界という対立が激化すると、未来に終末感がただよいます。子供達が成人した頃の世界の姿が暗くなります。
私がカイロやイスラエルに住んでた、1993年頃はPLOのアラファトとイスラエルのラビンが初めて握手をして、中東和平交渉が始まり、和平への気運がただよっていました。でもその後、関係は悪化するばかり。特に、今回の首謀者とも言われているイスラム原理主義者は過激になるばかり。彼らはとにかく、米国主導の世界を、イスラム世界にぬりかえろという、大変怖い信念にささえられています。
でも、イスラム教徒もいろいろで、もっと穏やかな人達・世界平和を願う人達も沢山居ます。今回の事件で、すべてイスラム教が悪だと、レッテルをはってしまうと、これ又、新たな紛争を招き怖いです。

本当にその通りですよね。こうして憎しみが誤解を呼んで、報復でまた憎しみが生まれて、結局誰も何も信じられなくなってしまう悪循環が生まれてしまうのでしょう。例えば、今アメリカに暮らしている、アメリカで学んでいるたくさんのイスラム系の子どもたちはどういった気持ちでいるでしょうか。その周りにいる人たちは…?何だか考えちゃいますよね。