日々、想う。んで、記す。

プライドを持たない、節操を持たない、愛着を持たない、弱音を吐かない。

Peter夫妻とディナー

夜、Lesley&Peter夫妻に招かれてお食事へ。Jewish Japanese Italianレストラン(笑)。とても楽しい時間を過ごしました。
2人は日本に来たこともあるので、日本のことなども話をしました。「今の首相はすごいね!今までは誰がやっても一緒だった感じだったのに」と言ってました。こういう、政治の話とかもできるのはとても刺激的で楽しい。かたや、自分の国のことについては、「アメリカは911から変わってしまった。今は別の国だよ。右翼と左翼しかいなくなって、中間がいない。」って。そっか、そういうものか、と。Peterは僕が所属している会社のメインの事業を立ち上げた人。教育とエンターテイメントを主戦場にしてビジネスをしている。それは今もそうで、今回のLAでの研修も彼がCEOを務める会社の教育カリキュラム研修です。
Peterも奥様もJewish(ユダヤ人)。ユダヤ人の友人は実は初めてなのですが、こうして初めて時間を過ごした人によってその民族の「印象」は大きく形作られるよね。そして、その印象が「好き」とか「嫌い」とかいう感情になり、その感情が国際関係をうまく運営する最大の手段なんじゃないかと僕はずーっと思っているんです。
前にも書いたことがあるかもしれないけど、「例えば○○(好きに国名を入れてね)と戦争するぞ!」となったときに、「○○人をやっつけろ!」と簡単に言えてしまうか、「○○と言えば、友達の△△の国じゃないか、そんなことしたくない!」と、その国の人の顔が見えるかどうかだと思うんですよね。戦争が政治の一手段であって、感情ばかりで動かないと言うのも理解しているつもりで、でも理不尽な戦争状態を食い止められる唯一つの方法は、この感情のつながりをたくさん持つことだと思うんだよね。
外国で仕事をして、友人が増えていくたびに思うことだけど、この方向は間違っていないはずだと思う。
途中、隣のテーブルにPeterたちの知り合いの女の子(teenだと思う)4人組が来て、紹介もしてもらいました。そのときに、「we(われわれ)」って自分たち全員を指して言うんだよね。「our children」というときは、ユダヤの子どもたち全員のことだし。これは、暗殺されたラビン元首相の講演のときにも思ったんだけど、こうして歴史を紡いでいく民族なんだよねー。そこに好き嫌いはあるだろうけど、僕は好きです。
すごく勉強しているし、知的で楽しいし、言いたいことはけっこうはっきり言うし。もちろん、ユダヤ人協会とかけっこう暗躍しているとも言われているし、すごく力を持っているロビイストなんだけど、そういうのとは別に、ほんとにいい人たち。とても楽しい時間を過ごしてホテルに戻りました。thanx a lot.