『良い経済学 悪い経済学』
帰りの電車の中でポール・クルーグマン『良い経済学 悪い経済学』を読了。ポール・クルーグマンのエッセイは好きです。特に山形さんの訳のときは。この本は山形さんじゃないですけど、とってもよかったです。「国際経済学をえらそうに語るエコノミストたちの言葉を、もっと考えて聞こうよ」という本。「エコノミスト、勉強しろ!」でもあるし、「エコノミストなんかに騙されるな!一般ぴーぷる!」っていう叱咤激励の本でもある(と思う)。
文中に何度も出てくる、決意のような文章が、クルーグマン博士の決意を物語っているようで。この本に収録されている一編「アジアの奇跡という幻想」は、ちょうど大学時代にフォーリン・アフェアーズで発表されて、経済の授業で読んだ記憶があります。いま読んでも、全然時代遅れじゃない感じ。勉強になりました。メモはblog@Yuiで。[→blog@Yui 良い経済学 悪い経済学]
- 作者: ポールクルーグマン
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
- 発売日: 2000/11/07
- メディア: 文庫
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