東京で身近にある歴史
司馬遼太郎『街道をゆく 本郷界隈』を読了。こないだ御茶ノ水〜浅草を遊んだ後から読み始めました。先に読んでおけばもっとよかったかもな…。湯島聖堂と湯島天神が別物だっていうのは、実はまったく知らなかったです…。だめすぎ(笑)
後楽園についての記述がありました。後楽園は水戸光圀が造園したもので、「後楽園」の由来は「先憂後楽」から来ているそうです。もともとは、明の遺臣・朱舜水のものらしいですね。
後楽とは、「士は当(まさ)に天下の憂に先んじて憂い、天下の楽に後れて楽しむべし」からとった。先憂後楽ということばそのものがその後の水戸藩の藩風になった。(p.204)
まさに、幕末の水戸藩はこんな感じだったのかな。
昨日、霞ヶ関に行ったときに思ったんだけど、皇居の周りの官庁と藩屋敷の関係とか、東京メトロの線路についての曰くつきの話とか、けっこうざざっと読んでみたくなってきた。とっても身近にある歴史、って感じがしない?この忙しい日々が過ぎたら、あたってみよう。
- 作者: 司馬遼太郎
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
- 発売日: 1996/06
- メディア: 文庫
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