学校で飢えについて何を教えているのか!?
ジャック・ジグレール『世界の半分が飢えるのはなぜ?』を読了。ジグレール教授が息子カリムに、世界の飢えの状況を説明してくれている本。読みやすいんですけど、書かれている問題はとっても本質的。あまりにも救いようのない事態を提示されて、自分はどうすればいいんだろう?と思う。こんな豊かな日本に生まれて、ある程度豊かに不自由なく暮らしている僕は、いったい何ができるのか、何だか悲しい気分になりました。
最後にジグレール教授が書いている言葉は、ああ本当だなあ、と思わされます。
痛みに満ちた世界に幸福の飛び地はない
全体を変えていかなきゃ、やっぱりダメだと思うんです。「学校では飢えについて何も教えていない」とジグレール教授は言います。大きな宿題を突きつけられたなー、って感じ。[→メモ:世界の半分が飢えるのはなぜ?]
世界の半分が飢えるのはなぜ?―ジグレール教授がわが子に語る飢餓の真実
- 作者: ジャンジグレール,Jean Ziegler,勝俣誠,たかおまゆみ
- 出版社/メーカー: 合同出版
- 発売日: 2003/08
- メディア: 単行本
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