宗教っておもしろい
内田樹 釈徹宗『いきなりはじめる浄土真宗』を読了。内容的には、 インターネット持仏堂で読めるものです。とてもおもしろいな、と思ったのは以下の部分。
p.137
「
違う言い方をすれば、私たちは「世界の創造に遅れてきた」という自覚です。
「ヨブ記」の中で、「主」が告げるように、人間の人間性の核心にあるのは「私は私の起源に先んじて何であったかを知らず、死後に何であるかを知らない」という覚知であると私は思います。
喩えて言えば、「どういうルールで行われているかわからないゲームに、気がついたらもうプレイヤーとして参加していた」というのが人間の立ち位置だと思います。
このときに、「私には分からないけれどもこのゲームを始めたものがあり、そうである以上、このゲームにはルールがあるはずだ」というふうに推論する人間の思考の趨向性を私は「宗教性」と呼びたいと思います。
」
なんだか、すっごい納得しちゃったんだよねー。他にもおもしろいところはいっぱいありました。メモはblogで。[→blog@Yui いきなりはじめる浄土真宗]
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