議論のルール
福沢一吉『議論のレッスン』を読了。議論の仕方なんて、正直学校で習ったことがなかった気がする。どうやって人に伝えたら、どうやって物を書いたら、人に説得力を持って伝わるのかなんて、全然習ってない。でも、社会に出たらすごく必要なスキルだ。何が本質的に問題になっているのか、ちゃんと読めなくちゃ、政治家の質疑応答だって何が問題なのかわからないし、自分が何をかんがえなくちゃいけないのかだってわからない。そんなのはいやだと思うんだよ。
昔、予備校の英文速読講座でこの本で紹介されているような議論の構造を習ったことがある。それをベースにして、いま、仕事をしている中学校の2年生と3年生で、議論の組み立て方(型)を教えている。先生方にはなかなか好評。生徒たちにはまだしっくり来ていない…という状況です。まだがんばらなくちゃ。ずっと、出典とかを知らずにいたんだけど、この本で予備校で習った議論の構造がもっと詳しく紹介されていた。そっか、トゥールミンという人のモデルだったのね…。すごい勉強になりました。[→blog@Yui 議論のレッスン]
- 作者: 福澤一吉
- 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
- 発売日: 2002/04
- メディア: 新書
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