六歌仙の暗号
高田崇史『六歌仙の暗号』を読了。実は再読。でも、きれいに前回の記憶はなくなっていたので、もう一度楽しめた。日本という国は、本当にすごい歴史を持つ国だよ。清水寺の舞台の意味、奈良と鎌倉の長谷寺の意味…。和歌に込められている想い、呪(しゅ)…。怨霊の跋扈している国だな、ここは。御霊神社とか、名前にすごい想いが込められているのだなあ。
和歌とか古今集とか、ちーっとも考えて読んだことなんかなかったけど、言霊の時代の和歌をしっかり読んでみたいな。国語の先生とかに弟子入りしようかしら…。もっと言葉を大事に生きていきたい。
月やあらぬ 春やむかしの 春ならぬ
我が身ひとつは もとの身にして
(在原業平)
あー、行きたいな、魔界都市京都(笑)
- 作者: 高田崇史
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1999/05/10
- メディア: 新書
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