日々、想う。んで、記す。

プライドを持たない、節操を持たない、愛着を持たない、弱音を吐かない。

いつも自由に考えましょう

森博嗣『森博嗣の浮遊研究室』を読了。5作シリーズの1作目です。遡って読んでいる。去年の12月もこのシリーズを読んでいたなぁ。森先生、いい言葉をたくさん書いています。なんか、ミステリー作家というカテゴリーで認識をしていないな、最近は。もっと広い意味で文章の書き手として大好きで、本を読み続けています。読んでいくつか思ったことをメモ。


いつも自由に考えましょう。柔軟な発想は、突然出てくるよりも、頭を使い切ったとき現れることが多いです。全部出しきったあと、隅っこに残っているのです。あなたは何時間も考え続けられますか?考えることに集中できますか?思考は運動と同じです。もっともっと考えられるように、頭はできているのです。(p.82)

どこかの社長が同じことを言っているのを聞いたことがあります(笑)「ほんと〜?」と3年くらい半信半疑でがんばっていたら、「本当だ!」と実感できるようになりました。

ホーム・センタにいると時間が経つのを忘れてしまいます。2時間もぶらぶらしていることがあるくらい(らぶらぶではなくて)。それは、「これで何を作ろう」「これはどう使えるか」という自由度があるからです。完成した品ではここまでは考えられません。あなたの子供がおもちゃを欲しがったら、同じ値段の工具を買い与えましょう。それこそが、人間の可能性です。(p.277)

自分に子どもができたときには、こういうふうに接したいとも思う。でも、無理かな?とも思う。不安だわ。
もうちょっといろいろなメモもつけておく。[→メモ:森博嗣の浮遊研究室]
森博嗣の浮遊研究室 MORI Hiroshi's Floating Laboratory (ダ・ヴィンチ・ブックス)

森博嗣の浮遊研究室 MORI Hiroshi's Floating Laboratory (ダ・ヴィンチ・ブックス)