日々、想う。んで、記す。

プライドを持たない、節操を持たない、愛着を持たない、弱音を吐かない。

日本の戦後って12歳

ここ1週間、夢中になって読み進めていた福井晴敏『Twelve Y.O.』を読了。福井さんの本、おもしろいなあ。国防とか自衛権とかに興味がある人、ぜひ読んでみるといいと思います。日米両国を相手にしたテロリストの話かと思いきや、全然違う。ストーリーがひっくり返って、誰が誰を操っているのか!?という状態に。おもしろい。
そして、ストーリーはこのまま『亡国のイージス』に繋がっていくんだね…*1
いやー、一般庶民としてはさ、「国って何なのよ?」と思ってしまう。一般庶民って、こんなに軽くてどうでもいい存在なのだろうか…と悲しくなる。*2
実際のところ、日本の国防周辺の事情ってこんな感じなのかな?ダイスって本当にあるの?誰か詳しい人、教えてください。あちこちにある伏線がいい。主役だけじゃなく、どのキャラクターにもちゃんと背景があるし、読む人によって違うんだろうね。

Twelve Y.O. (講談社文庫)

Twelve Y.O. (講談社文庫)

*1:解説を読んだら、実はこの話は前作の『川の深さは』から繋がっているらしい。

*2:いや、福井さんはそれでも「生きろ!」と言っているのだけど。