瀬島龍三という人
保阪正康『瀬島龍三 参謀の昭和史』を読了。陸軍の参謀本部にいた人が、伊藤忠→臨調と渡り歩き、そこでも参謀役をしていく歴史を書いてある本。
責任ある立場で戦争を通ってきている人だから、後ろ暗い部分もあるとは思うけど、あまりに背負っているものが大きいというか重いというか。うーん。真相は本人しか知らないもんなあ。
ずいぶん前に、テレビでゲストとして出演している瀬島さんを見たことがあって、そのときはずいぶん肯定的に紹介をされていて、そのイメージがやっぱりあったので、この本の否定的な論調を読んで、あらためて歴史っていうのは描き方によって伝わり方が全然違うなあ、と思ってしまいました。怖いことだね。
- 作者: 保阪正康
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 1991/02
- メディア: 文庫
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