長文英語は全部読まなくても平気、という話
西村克己『論理的な考え方が身につく本』を読了。カリキュラム制作のための参考文献として読んだ。簡単なノウハウ本、というか考え方をざーっと紹介してある感じです。「主張」「論拠」「データ」をより体系的に整理する、というところは実は、大学受験の英語長文読解講座で、ソフィア早慶予備校の横山雅彦先生から習ったこと。曰く、英語の文章は「主張=Claim」を「論拠=Warrant」と「データ=Data」で支えている構造なのだ、と。だから、パラグラフの中でどれがClaimかを考え、それを支えているWarrantとDataを探せれば、読解問題は怖くないし、文章をすべて読む必要すらない、というものでした。それはそれで乱暴な話ではあったけど(笑)、でも、実際にこれで長文を読むのが苦じゃなくなったんだよね。横山先生の授業は冬期講習で1週間受講しただけでしたけど、本当に勉強になったなぁ。たった1週間でも、驚くほどに英語を読む感覚が変わった、と思ったもん。ああいう経験をさせてもらえたのは本当に良かった。ネットで検索してみたら、今は東進にいらっしゃるのですね。カリスマ英語講師になってました。
授業が終わった後、一度お昼に連れて行ってもらったことがありますが、中沢新一の話とかしてくれて、大学の勉強って楽しそう、と思ったのを覚えています*1。[→メモ:論理的な考え方が身につく本]
論理的な考え方が面白いほど身につく本 (知りたいことがすぐわかる)
- 作者: 西村克己
- 出版社/メーカー: 中経出版
- 発売日: 2005/06/14
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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