日々、想う。んで、記す。

プライドを持たない、節操を持たない、愛着を持たない、弱音を吐かない。

女流棋士って

青山牧美『鏡花水月―女流棋士中井広恵/その戦いの日々と生活の詩』を読了。中井さん、北海道から一人出てきて、11歳10か月でデビュー。うーん、すごいな。勝負の世界に生きている感じ。女流棋士って、男子とはすごい実力差がある、というような記述があるのだけど、どうしてなのだろう。将棋って、男女でハンデはなさそうなのに。何が違うんだろう。将棋のルールでは平等なのにな…。Wikipediaで見てみると、「いちばん男性棋士に近い将棋をする」という評価らしいですが。将棋に集中できる時間が少ない、ということなのだろうか。
後半には羽生さんとの対談や、フランス料理シェフの三國さんとの対談もあり。羽生さんってチェスにも挑戦しているのですね。将棋での羽生さんとチェスでの羽生さん、思考は違うのかなぁ。ちなみに、羽生さんと中井さん、小学生の頃に対戦したことあるらしいです。そのあたりも対談で話されていました。
あと、三國さんが「ほや貝が、味覚を発達させるのにいい」と話をしていた。あと、料理の世界には終わりがないことを知って、NHKの「ようこそ先輩」に出演して、食育をしよう!と気づいたことなどが書かれていました。
将棋から離れて、いろいろと広がりを持たせてくれた本だったな。うん、当たりだった。将棋は子どもの頃はけっこうやっていたけど、もうずいぶんやっていない。いま、ボードゲームを使った教育をやっていることだし、これも何かの縁と思って、教え子たちと将棋をやってみようかなぁ。勉強してみようかな。

鏡花水月―女流棋士中井広恵/その戦いの日々と生活の詩

鏡花水月―女流棋士中井広恵/その戦いの日々と生活の詩