戦国時代についての僕らの知識の嘘
昨日、井沢元彦『逆説の日本史 9 戦国野望編―鉄砲伝来と倭寇の謎』を読了。おもしろい。毛利元就、織田信長が中心。
戦国時代を舞台にしたドラマで、「時は戦国時代、各地の戦国大名たちが上洛して天下に号令することを夢見ていた…」みたいなナレーションは嘘っぱち、という話も。ここがいちばんおもしろかったかも。これは、信長がこれを最初のケースとしてやっただけで、それ以前にこんなことを考えていた戦国大名なんていなかったはずだ、ということ。そりゃそうだ。僕らはもう終わったというか閉じた歴史しか見ないもんね。うーん、おもしろいな、歴史学。そうそう、歴史学者をめったに褒めない井沢氏が山室恭子さんを褒めてた。それが意外で楽しかったです。
逆説の日本史〈9〉戦国野望編―鉄砲伝来と倭寇の謎 (週刊ポストBOOKS)
- 作者: 井沢元彦
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2001/11
- メディア: 単行本
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