地頭力を教育現場で使ってみると?
細谷功『いま、すぐはじめる地頭力』を読了。カリキュラム開発のための参考書として読んだ。いやー、本当に最近は「地頭力」という言葉を書店ではよく見かけますが…。おもしろいな、と思ったのは「デジタルデバイドは起こらなかった」という指摘。なぜなら、「重要なのは情報量ではなかったから」。情報にどれだけ多くアクセスできるか、という部分ではなく、情報を集め、それをどう使うか、ということが大切だ、ということ。『結論から 全体から 単純に』を合言葉に、思考の基本回路を変えましょう、というものです。非常におもしろいと思います。どう使うかで、その後の道筋が変わっていくものね。自分の頭で考え、自分で道を描いていく。それこそが、できるようになってほしいスキルなのであります。
コンサルタントの思考方法って、非常におもしろいと思うなぁ。もっともっと教育業界に入ってきてもいいスキルだと思う。まあ、一般教科と結びつきにくいのかなぁ。例えば、地頭力を練習に活かしたチームが、インターハイとか甲子園とかで活躍すると、一気に教育業界でもブレイクしそうな気が…。開成高校の野球部とかが、まさにそうなのかな、もしかして。ここ数年、けっこう強かったよね?練習は3時間だけ、とかだった気がする。
- 作者: 細谷功
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2008/06/11
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